まったり映画雑感

お休みらしく、内職をしつつ「○っていいとも!」を観ていたら、泣ける映画を題材にしたクイズをやっていた。
ダメじゃん、「火垂るの墓」は筆頭なのに回答できないなんてっ。
・・・などと思いつつ、何気に自分にとっての”泣ける映画”を考えてみた。

・・・・・・だけかなぁ。
しかし、「火垂るの墓」は強烈過ぎて、覚悟を決めないと再度観ようという気になれない。
その点で言うと、普通に誰かから「泣ける映画を教えて」と聞かれたら、「シンドラーのリスト」は安心して薦められるかな。
あと、自分は泣かなかったけど、私よりもうちょっと若い世代が「タイタニック」で泣くのは理解できる。
ああいう設定の恋愛で泣くには実際にあの主人公達の世代あたりでないと、なかなか。。。(←って、偏見?)
ちなみに、初見では泣いたけど2度は泣かないだろうなぁと思うのは、「虚栄のかがり火」「ライフ・イズ・ビューティフル」「ユナイテッド93」。
虚栄のかがり火」はブラックコメディでトム・ハンクス主演作なのだけどマイナー気味かな。
確か、高給取りのサラリーマンが交通事故に巻き込まれてしまって、その事件が周囲の思惑もあって大きく取り沙汰されるにつれて生活がどんどん転落していってしまうという話なのだけど、精神的にどん底になった主人公に、いつもは否定的な意見を言っていた父親が、
「おまえを愛してる」
と言う。
ああいう状態の時に普遍的な信頼関係を見出せた幸せって、いいよね。
・・・と、思った作品だった。
「ライフ・イズ・ビューティフル」はアカデミー賞を獲った作品なので、あまり説明は要らないかと思うけれど、第二次世界大戦中のユダヤ人迫害の被害者であった父と子が、暗い時代の中でも笑顔で生きていこうと頑張る、楽しいけどせつないお話。
泣いたシーンについてはネタバレ過ぎるから伏せるけど、わかっていても泣けるよなぁ。。。
「ユナイテッド93」は同時多発テロをドキュメンタリータッチで映画にしたもの。
どこで泣く?と疑問に思われそうだけど、チラっとだけ、あのどんどん切迫してゆく空気感に泣けました。
自分なりにいろいろ意見を並べてみたけれど、涙腺のツボって、実際人によってイロイロだよなぁ。。。
また、何かそういう映画を発見したいなぁ。
とりあえず、「おくりびと」のDVDが出るのを指折り数えて待つとしよう。