育児をもとにして発生してしまうグチ

ベビーはもちろん可愛い。
「目に入れても痛くない」ってうっかり言っちゃって「ホントにぃ〜?」とツッコミ入れられたら、ムキになってとりあえず無理でも目に入れてみせようとしちゃうくらい愛してる。
でも、グチは出る。
ナッパさんの仰るとおり、それはベビーに対するグチではない。
女性が社会に出る機会を多く持つようになった現代、女性の働く権利や男女の平等については認知されているのに、それまで社会に出ないでいた女性が行ってきた家事や育児についても男女平等にしようという流れはなかなか本格化せず、そのために発生してしまった問題と矛盾を女性の側だけに解決させようとしている化石頭な人々に対してである。
そうね、もしも私がそんな化石な考えを日々植えつけられながら成長した後、年収一千万円以上稼いでくれて、しかも妻子ラブを惜しげなく表現してくれるような旦那さんをゲットしたら、
「ただ子供と一緒にいたいだけで、べつにガマンしてるわけじゃないんだよ。」
って、心底言えるだろう。
※ちなみに、それでも私はこの発言を自分がするなら、原典にあった言葉から「皆」は抜く。さも自分の考えは世の中のスタンダードだと言い切る厚かましさは極力取り除きたい。
そんな生活だったらエステや美容院に頑張って行かなくたって全然構わないだろうし、きっと趣味は「旦那様と子育て」というコトに落ち着くだろうから。
でも、実際には私は不景気の時代に就職し、仕事を持つこと・続けることの大変さ、お金を稼ぐことの難しさを知った。
そのストレスを解消するための楽しみも見つけた。
同世代の男性のフトコロが大して潤っているわけじゃないコト、彼らが精神的に大して強いわけでもないコトもなんとなく知っている。
それを承知の上で、勇気をもって多分なんとかなりそうだと信じた愛を拠り所にして結婚した。
・・・・・・それが、
子供ができた途端に仕事のキャリアもストレスを解消する手段も「子供のためなら全部捨てろ」と言われても、「ハイ、そうですね」なんて・・・、簡単に言えるわきゃないだろがっっっ!(←青木さやか風)
それでも、モチロン子供との生活のために必要と思われる生活パターンの変更は惜しみなくやりますよ。
それが私の選んだ道だから。
やりますよ、ええ、やりますとも。
でもねえ・・・・・・
と、ここで育児に関するグチが発生するのだ。
これをどう解決する?
心優しい旦那様であれば、
「今はちょっと不自由させちゃっているけれど、一緒にベビーの成長を見る楽しさを噛みしめて頑張ろうよ。
ちょっと疲れて不機嫌なキミも、可愛いからまるまる愛してるよ♪」
「・・・もお、バカぁ♪」
なんてやりとりができるのかも知れない。
しかし、アンガールズ山根風テンションのうちの旦那さんは、
「僕はそういう生活、平気だもーん。」
などと、火に油を注ぐというよりも、一人勝手にニトロをシェイクしてみせると表現してもいいような発言をする。
・・・さて、世の中にはどっちの旦那さんが多いのかな?
こんなグチが発生するメカニズムを、同じママ同士だったら理解して欲しいよなあ、と願ってしまう。
でももし理解されないのならば、そのママさんには申し訳ないけれど、多分なんとなく無難な距離を置いてお付き合いさせていただくことになるんじゃないかと思う。
拒否はしないけれど、そのへんの溝がある限り、お話してもあまり花は咲かなそうなんだもん・・・。