退院後初の検診へ

今日は退院してから初の検診に行く日だった。
しかし、運の悪いことに今日から旦那さんは1週間弱の泊りがけ仕事に行ってしまう。
実家の両親はまだ旅行から帰ってきていない。
初めての一時保育利用も考えたけど・・・気になって却って落ち着かなくなってしまうカモ?と悩んだ挙句、初めて大学病院へちーちゃんを連れて検診に行くことにした。
診察はあらかじめ予約してあって、午前9時から10時の間というコトになっていた。
久しぶりに7時頃から起き出してちーちゃんの半日お出かけセットを準備し、旦那さんを送り出した後自分もお出かけ。
医者には「車の運転などもしちゃいけません」と言われていたけれど、天気が悪かったことが気がかりだったのと、タクシーで行ったら片道3千円は行きそうでイヤだったので、結局車を運転して病院へ行ってしまった。
ちょっとだけ言い訳すると、自分はもともと運転は慣れている方だしちーちゃんも車では全然ぐずらないし、ヘタに交通機関を利用するためにちーちゃんを連れてウロウロするよりも、実はこっちの方が断然ラクなのだ。
車で自宅を出発したのが8時45分くらいだったかな?そして病院の受付を通ったのが9時30分を過ぎた頃だった。道路事情がやや悪かったので時間がかかってしまった。でも予約時間内に到着できてヨカッタ♪
・・・と思っていたのだけど。
私の目論見としては、予約時間内もしくはプラス1時間以内で診察が無事に終われば、その後生保に提出するための診断書の記入を病棟受付にお願いしに行き、ついでに以前の病室へお見舞いに行って、その後どこか落ち着ける場所でちーちゃんに離乳食をあげて、最後に入院費と今日の診察のための会計をするというモノだった。
なのに、11時を過ぎても一向に名前を呼ばれる気配はなく、待合スペースにはどんどん人が溜まってゆくばかりだった。
最初はわりといいコだったちーちゃんも退屈してきてしまった様子で、持参したおもちゃやお菓子などでなだめているのも限界になってきてしまい、何度か抱っこしたりベビーカーをジム代わりにして遊ばせてあげているうちに、次第に自分のお腹がなんだか張ってきてしまった。
やばいなー。薬飲みたいなあ。でも、ちーちゃんの荷物が重くて水を買うタイミングを逃してたなあ・・・。
それに、そろそろちーちゃんに離乳食をあげたいんだけど、あげてる最中に呼ばれたらしんどいなあ・・・。
どうしよう?と悩むうちに、ちーちゃんのぐずる間隔はどんどん短くなってきてしまった。
でも、ここまで我慢してもらったなら、多分一度満腹状態になったらその後は寝てくれる筈。
11時半を前にして、ぐずるちーちゃんを小脇に捕まえつつ待合スペースの隅っこでミルクを用意した。離乳食をあげるのは断念したものの、ちーちゃんは待ってましたとばかりにぐびぐび飲んでくれて、飲んでくれたと思ったら案の定ぐっすりと眠り始めてくれた。
そして、12時を前にしてようやく自分の順番がやってきた。
久しぶりに会った先生に、
「どうですか?調子は」
と聞かれて、ウソ偽りなく正直に、
「しばらくは大丈夫だったんですけど、今日今まさにしっかりお腹が張ってきてしまいました。」
と答えた。
ああ、なんかイヤな予感。
「そうですか。とりあえず計測から。」
腹囲などの測定と心音の確認。こちらは特に問題ナシだった。
続いて内診をしてエコーで子宮や子宮頚管の状態を確認した。
エコーは見せてもらえなかったけれど、カーテンの向こう側から聞こえる声は、明らかに芳しくない様子であることが伺えてしまった。
診察室へ戻り、お話を聞いた。
「子宮頚管がまた2.2cmになっちゃってますね。前の入院の際が2cm弱で、退院する頃が3cmだったんですけど・・・。3cmも本当のトコロ、今の妊娠週数では短めなんですけどね。経産婦さんだからある程度は仕方がないと思っていたんですが。
できれば再入院を勧めたいところなんですけど・・・」
と言いつつも、少なくとも明後日までは簡単に誰かに預かってもらえる状況ではないために連れてきていたちーちゃんを気遣ってくださっている様子だった。
「今は1日4回で薬を飲んでるんですよね。」
「はい。」
「じゃあ、1回に飲む量を1錠から2錠に増やしましょう。」
そうですね、私もその方が良さそうな気がしてきました。今まさにお腹張ってます。
「それでまた来週来ていただいて、状況が改善されていなかったら入院してください。
「はい、わかりました。できる限り安静にします。」
ああああああああ・・・・・・
診察を終えた時間は12時半だった。
正直今日は待たされた時間が長く、その間ちーちゃんをかまっているうちにお腹が張ってきたという状況で、かなり分が悪かった。
とはいえ両親や旦那さんをアテにできない現在、病院以外でもこんな状況になる可能性は十分あるわけで、それがほんの3時間程度のことでこんなになってしまうようではやっぱりマズイなあ・・・と思った。
診察が終わった後すぐには移動せず、ちーちゃん用に用意してきたお湯を冷まして自分の薬をとりあえず1錠飲んだ。
多少お腹の張りが収まったところで病棟受付へ行き、生保の書類をお願いしに行ったものの、何故か
「多分3週間くらいお時間をいただくと思います。用意ができましたら連絡します。」
と言われた。確かにちょっと面倒なお願いだけど、3週間って、そんなにかかるの?と疑問に思ってしまった。
まあ、仕方がない。それにもしかするとまた入院している間に受け取れるかも知れないし。ハハハ。(T-T)
こんな調子だったので病室へのお見舞いは諦めて会計へ行こうとしたら、偶然にもくだんの妊娠糖尿病の彼女にエレベーター前で遭うことができた。
点滴を外していて、
「臨月まで入院することを勧められたけれど、イヤだって言ったら、とりあえず点滴を外して、状況が悪化しなければとりあえず1週間退院して、更に問題がなければ1ヶ月くらいは外来で様子を見てもらえることになったんですよ♪」
とのことだった。
これは単に彼女がゴネ勝ちしたのか、それともやっぱり管理入院だからこういう選択肢を与えてもらえたのかわからなかったけれど、私としては彼女が自宅安静で自己管理をするチャンスをもらえたのだと思いたかった。
自分の体調が思わしくないのとちーちゃんが起きてしまったので、挨拶もそこそこにお見舞いのお土産を渡しておいとまさせてもらってしまった。
自分がまたここに戻るかもしれない話については、希望的観測を掲げ続けたい気持ちから伏せさせてもらってしまった。。。
帰り道にドライブスルーのケンタッキーに寄って、お昼ご飯を調達してから自宅へ戻った。
もうちょっと健康的なモノを食べたいところではあったけれど、買い物するために歩くのも、調理をするために立つのもできる限り回避したい具合だったので妥協。
自宅に戻ったらまずはちーちゃんに離乳食をあげて、自分もご飯を食べて、その後はひたすらゴロゴロした。
最近のちーちゃんはハイハイも掴まり立ちもつたい歩きもどんどん上手になっていて、その分何か自分がやりたくてもできないコトに行き当たるとすぐにぐずるというパターンが多くなってきた。
それでも基本的にはすぐ諦めるか何か他の方法を思いついてまたチャレンジするので、てきとうに見守りつつ放置しているのだけれど、ときたまこの「他の方法」が無茶だったりすることがあるので、やっぱり目は離せない。
なので、ゴロゴロしつつも目だけはちーちゃんを追い続ける状態で、これってちーちゃんから見たらどうなんだろう?と考えてしまった。
一緒に遊んでくれるわけでもないのにただこっちを見ているのって、不気味かなぁ・・・?
とりあえず、目線が合ったら歌を歌って手を振ってあげることにした。
こんなマグロ母でごめんよぉ〜。じいじとばあばがヨーロッパから帰ってきたら、遊んでもらえるようにお願いするからね。
ああ、他力本願って不安だし悲しい・・・。
とはいえとにかく再入院だけは回避しなければ!