背に腹は変えられず・・・

火曜の検診で要安静の警告を受けてから3日が経過した。
昼間はリビングに枕とタオルケットを持ち込んで横になりつつ、その傍ではちーちゃんが遊ぶという構図がしばらく続いた。
ちーちゃんは比較的ひとり遊びが上手で、リビング中を縦横無尽にハイハイ&つたい歩きで遊んでいた。
ベビージムに絡んでみたり、積み木をイジイジしたり、ゴマアザラシのぬいぐるみを振り回したり、テーブルや椅子を使ってスクワットしたり。
このへんはOK。
電源を切った携帯電話をガジガジしたり、洗濯挟み入れをひっくり返したり、棚にしまい込んでいた物を引っ張り出して散らかしたり。
これもまあ、いいや。
テレビ下のラックを開けてビデオやプレステをいじったり、ベランダの網戸を開けたり、ゴミ箱の中身を漁ったり・・・・・・
それはダメーッ!
機械類をうっかり壊される心配もさることながら、気がつくとプレステのコントローラーの部品が外されてしまっていた。外れた部品は確実に誤飲できそうなサイズだった。テレビ下のラックについては開けられないようガードを用意しておかなかったこちらのミスだ。旦那さんが帰ってきたら購入してもらわねば。
ベランダの網戸も開けられないよう何かガードしたいのだけど、今までそのテのグッズが売っているのを見たことない・・・。でも、近頃やっと涼しくなったし、家に引き篭もりっぱなしだから、空気の入れ替えくらいはしたいんだよなあ・・・。
ゴミ箱の中身は・・・当然困る。
実は既に2回、私がうたた寝している間にゴミ箱をいじられて何某か誤飲されたことがあった。
1回はペットボトルのフタ。口には入ったものの、さすがに喉までは入らないサイズで、自分で口から出せなくなって泣きながらやってきたのですぐに気がついた。
2度目は全く気がつかなかった。ある時ふいに
「オエッ」
と言って、自分で吐いたのだ。
・・・牛乳パックの紙の切れ端だった。
いじられてイヤなゴミが入っている時は、ゴミ箱の入り口を縛って閉じておいてたのだけど、まだほんの少ししかゴミを入れていない時などはつい油断して普通の状態にしてしまっていた。
牛乳パックは乾燥させてから捨てるようにしていて、ゴミ箱から引っ張り出されていたことまでは気がついていたけれど、千切られていたことには気がついていなかった。
・・・・・・まずいよね。
ゴミ箱は、本格的なフタがついたものを購入することにしよう。
そんなコトを考えながらマグロ母状態を実行しつつ、時にはつたい歩きの道具にされたり、髪の毛や鼻や口に手を突っ込まれたりもした。
しかし、やっぱり時々つまんないのか寂しいのか、ふいに全速力でハイハイしてきてそのまま頭をスリスリしてみたり、ちょっと離れたところで
「ふにゃぁあああ〜〜〜っ」
と甘え泣きをしてみせたりする。
ううううう〜ん、可愛い。ごめんよお。
とりあえずその時は抱っこしたり添い寝したりするけれど、それ以上は勘弁ね。
ちなみにこの甘え泣きでいっちゃん可愛かったのは、遊び道具として渡してあげたサランラップの芯(硬い紙で筒状になっていて、程よく軽いので遊びに適してる♪)の筒の片方を口に当て、私の耳元に筒の先を向けて
「うえぇえぇ〜〜〜っ」
と泣いてみせたことだった。
その訴え方、自分で思いついてやったんだとしたらスゴイ!
あまりに可愛かったので、とりあえず手だけフリ付きで”森の熊さん”をフルコーラスで歌ってしまった。
その他、マグロでない状態になるのは自分の食事とちーちゃんの食事の時とその片付け、そしてお風呂の時のみ。
おかゆだけはちゃんと作ったけれど、おかずの離乳食はBFだらけだった。旅行へ行く前に母が買い込んでくれていたものだったけれど、ビンではなく、レトルトもしくはフリーズドライのもので、生後9ヶ月用のものは主要3メーカーの全種類を網羅してるんじゃないかという品揃えだった。ありがとう、お母さん。(-人-)
ちなみに商品化のし易さの問題なのか栄養価のバランスの問題なのか、BFって案外似たり寄ったりなものが多いんだなあっとちょっと思った。
材料にはきのこ・豆・鶏肉・かぼちゃ・にんじんあたりが頻繁に使われていて、砂糖や塩分を使っていないor控えめにしてあるという話のわりには案外味がしっかりついていたりした。それからやっぱり炭水化物の割合が高いかな。(ご飯やマカロニなど)
ちーちゃんは殆んどのものをがっつりしっかり食べてくれた。食べ物の好き嫌いをしない、いい子だなあ。
ただ1度だけ、BFではなくて白子入りおかゆでぐずられたことがあった。これもいつもは全然普通に食べてくれていたのに、1度だけ何故か泣いた。
白子の細かさの具合が気に入らなかったのかな?と考えたものの、まだ歯が生えていないちーちゃんにはできれば頑張って食べて欲しい品だったので、他のおかずと混ぜてあげてみたらアッサリ食べてくれた。やっぱりいい子だ♪
ちーちゃんはこんなにいい子なんだけど・・・、しかしやっぱりお腹には少々しんどかった。
産み月が近づけば近づく程お腹が張ってくるのは当然の成り行きなのだけど、どうも検診に行った日以降、たまにくるお腹の張りがわりと真面目な感じであることが増えてきた。
張りが収まるまではじっとしていたいトコロなのだけど、そうも言っていられない。
特にちーちゃんが牛乳パックの紙切れを吐いたのを見てからというもの、やっぱり気になって落ち着けなかった。
今日あたりうちの両親がヨーロッパ旅行から帰ってくる。時差ボケ修正や旅の疲れを考えると、日曜あたりからまたちーちゃんのお世話をお願いしようかなあ・・・?
そんなことをちょびっと考え始めていたら、何か伝わってしまったんだろうか?夕方4時頃に電話がかかってきた。
母からだった。
「そっちはどう〜?」
「芳しくはないけれど元気だよ。」
「ちーちゃん元気にしてる?」
「うん、元気だよー。」
「どう?また預かった方がいい?」
「・・・うーん、・・・その方がいいのかも知れない。」
せっかく旅行から帰ってきたのだから、さぞ旅先での話をしたいだろうと思っていたのに、どうも母はちーちゃんに会いたくて仕方がなかったらしい。
久しぶりのやりとりでいきなりそう言われてしまうと、その勢いでお願いしてしまう方がいいように思えてしまった。
せっかく退院したのにまた両親にちーちゃんを預けたら意味ないじゃん、と思いつつも、でもそれでまた再入院になってしまったらもっと意味ないじゃん、と冷静に考えた。
とにかく次の検診を乗り切るためには、寂しいけれど、この週末はちーちゃんは実家にお願いした方がいいだろうな、と判断した。
できることなら通いでお願いしたかったけれど、時差ボケを直したい筈の両親にそんな無理を言うのは申し訳ないので、とりあえず日曜までは実家でちーちゃんを見てもらい、旦那さんが帰ってくる日曜の夕方にいったんちーちゃんをこちらへ戻してもらうことにした。
いろんな人にかまってもらうのが大好きなちーちゃんは、やってきた実家の両親にニコニコ顔だった。
やっぱりそうだよね〜。ちーちゃんはお客さんも好きだしお出かけも好きなんだよね。
旅行のお土産をもらって、ちーちゃんの着替えなどを渡して、6時にはちーちゃんを連れて両親は帰っていった。
まあ、入院していた時よりは全然マシだな。
明日寂しくなったらこっちから実家に行ってゴロゴロしちゃうもんね〜〜〜っ!
とにかく火曜までは辛抱だ。。。