自治体よ、嗚呼自治体よ、自治体よ

私が住んでいる地域の保育園の待機児童数は、全国平均から見ると結構多くて、それなりに深刻らしい。
諸般の事情で年度替りの時期に保育園を申し込めなかった(まあ、申し込んでも優先順位は低いんだけど・・・)私はとりあえず入所枠が空くのを待つ行列に登録させてもらっているのだけれど、この待機児童数の情報は毎月HPに公開されていて更新されている。
そして今日もまた、更新された情報をチェックした。
・・・アハハハハ、今月もまた、待機児童数が増えてるよ。
私が第一希望にしている園では、1歳〜3歳あたりは待機児童数が入所可能枠の2倍の人数になってるよ。
まあ、年度が替わるまでは増える一方ってコトなのかな?
どこかのニュースで、”全国的には出生数は減っている状況だから、今、保育園を増やしても無駄になるかもしれない”なんていう論評を聞いた記憶があるけれど、もしそんなコトを言っている当事者を実際に見つけたら、
「オマエの頭は化石か?」
と言ってやりたい。
「出生数が減っている=赤ちゃんの数が減っている」
それは正解。
だけど、昔と違って仕事を持っている女性は増えた。旦那さんの収入だけで暮らしていける家庭は減った。
そして、老後の年金への不安はどんどん拡がっている。働きに出ていない奥さんへの扶養控除も見直されている。
赤ちゃんの数が減っていても、赤ちゃんや幼児を預けて仕事に出たい家庭の需要は上がってるし、下がる理由は全然ないじゃん。
そんな状況で育児サービスの拡充について数字だけ見て慎重論を唱えるのは、ホントに視野が狭いとしか言いようがない。
・・・まあとにかく、ウチの地域は保育園の需要と供給のバランスがなっていない。
一応認可保育園の空き待ちをしてはいるけれど、こんな状況なのでいつ入れるのやら、見通しは暗い。
とは言っても、実は今利用している認可外の託児所は結構気に入ってたりもする。
なので、認可保育園不足への不満はとにかくとしても、とりあえず託児所利用のせいで発生する負担に対する配慮だけでも自治体では何かやってないのか?
・・・なんてコトを思って、実は先日、自治体の行政相談窓口へそのテの問い合わせのメールを出してみた。
とりあえず次の日には
「メールを受け取りました。後日担当者からお返事します」
との返信が来た。
その返信があった日から数えて、今日で1ヶ月と1週間。
ナシのつぶてです。
ここで一句。
サービスの 器あっても 中身ナシ
ご利益のない仏像を拝まされた気分だワ。ふんっ!