寂しくない女

ナッパさんのブログから始まった「寂しさ」についてのお話を読んで、「うむー」と思った。
実は、多分私はそのテの寂しさを感じたことがない。・・・と自分では思っている。
ぶっちゃけ一人の方がラクだと思っている。
もちろん自分の周囲にいる人々を好きだと思っているし、厄介払いしたいなんて思ってはいない。
けれどやっぱり、一番好きな時間は、自分ひとりだけでのんびりできる時間だ。
そう思うようになった原因は、うーん、多分、小学校の頃のイジメの経験からなんじゃないかと思っている。
イジメと言っても、それで精神的なダメージをひきずっているとか人間不信に陥ったわけではない。ただ、イジメを受けてみて強烈に感じたことがあった。
「人って、つるむとロクなことない」
ということ。
みんながやっているから・・・という言い訳に隠れてイジメに加担する。
自分も加担しないとイジメられるから・・・という理由でイジメに加担する。
イジメられる側にも問題がある・・・という言い分でイジメに加担する。

そんなこたー、どーでもいいんだよ。
それよりサ、聞きたいのは、アナタ私とどんな因縁があって、私を嫌ってイジメに加担したワケ?
そう、実は別に、私とアナタの間に何かトラブルがあったわけじゃない。けれど、あなたは加害者の側に回った。
理由は、友達づきあいの上での自己保身。
そんな理由でイジメに加担する自分を醜いと感じたことはないのだろうか?
そんな自分を省みることをしないでいられるくらい、あなたは友達づきあいの為に自分を捨てられるのか?

それも、無意識で。無自覚で。
小学校の5年生かそこらの年頃から、そんな憤りを感じて以来、他人に依存するというコトがとても気持ち悪いことのように思えてならなかった。
そしてその反面、どんなに他人を拒絶しようとしても、人間は1人では生けてはいけないことも理解していた。
だから、自分が本当に信頼を寄せることができる家族や友人は、特別な存在なのだと思った。
他人を相手にするのは面倒くさいし上辺だけの付き合いはできる限りしたくない。でも、家族や友人はイロイロあっても結局大好き。とても大事。
大事だから、大切に扱わないといけない・・・と、どこか力が入ってしまう。
いきなりどっぷり語ってしまったけれど、多分、そんな理由で私が一番ゆったりして自分らしくいられるのは、一人の時間なのだ。
全然さびしくない。
まあ〜、さびしいという気持ちとは全然リンクしないところで、誰かに対して恋しいと思うくらいはあると思うのだけど、寂しいと感じたことはない、と思う。
そんな私は私で、やっぱりヘンなのかなぁ?と疑問に思っていたりはしてます。(^o^;
・・・・・・さて、なんだかオチがつきにくい話の展開になってしまったので、さびしくない女の昔話をひとつ。
思春期の頃に既に「一人でも全然平気〜♪」と思っていた私は、やってみたいと思っていることがあった。
すご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜く遠くにある星雲を、肉眼で見てみたい。
さんかく座の棒渦巻銀河、NGC925
(リンクフリーとはいえ、個人サイトにリンクさせていただいてしまいました。このような写真をアップしてくださったHP所有者の方に感謝です。)
この星雲の存在を知ったのもやっぱり小6くらいの頃で、図鑑で見た写真がとてもキレイだったことと、距離が3000万光年という途方もない数字だったことで印象深く憶えていた。
3000万光年というのはつまり〜、地球にこの星雲の光が届くのに3000万年かかっているというコトだ。
だから、もしかすると今見ている星雲は実はもう存在していないかも知れないし、見に行こうとするには3000万年以上の時間がかかるだろう。(ワープなんて技術が完成することがあれば別だけど、無理だろな〜)
でも、もし、見に行くチャンスがあるとしたら、行ってみたいなぁ・・・と思った。
3000万年以上かけてロケットに乗って冷凍睡眠をして、やっと肉眼で星雲を見られる場所についた時には家族も友達もみんな死んでしまっていてひとりぼっちかも知れないけれど、それでも、もしかしたら見に行きたいかも。。。
まあ、今はその選択は無理なんだけどね。(^o^;
でも、そんな夢を叶えたいと思うくらい、さびしさに関する抵抗がない。
やっぱりヘンかな〜?
ところで、そんな無茶な夢を私が考えていたのはかれこれもう20年以上前になってしまったのだけど、先日興味深いニュースを耳にした。
”将来の有人火星旅行のシミュレーションのために、520日間を閉鎖空間で6人だけで過ごす実験に参加する人を募集”
へぇ〜〜〜〜〜。
実験中はごく限られた連絡手段と時間でしか外とはやりとりできず、宇宙空間を想定して風呂なし、宇宙食のみの生活を続けなければいけないとのこと。
ちょっと気になるなぁ、と思ったものの、残念ながらこの実験の被検体になれるのはESA欧州宇宙機関)に参加している国の国籍の人でないとダメらしい。
それに、一人だったらまだしも、6人って・・・微妙な人間関係が形成されそうで、大変そうだなぁ。。。
人類が宇宙に出られるようになるには、そんなニーズがあるんだなぁ。
あともう少し科学が進歩したら、さびしくない女にスポットライトが当たる時代が来るのかも知れないっ!?