ブランドに弱い

いりーさんのブログで
「社長はブランドに弱い」
という話を聞いて、ふと昔勤めていた会社の社長を思い出した。
あの社長も、ブランドに弱い面があったなあ〜。
ただ、そんなモン?と思いつつもちょっと納得のこだわりがひとつだけあった。
会社の所在地だ。
その会社は分類するならIT系ではないベンチャー企業で、目の付け所が良かったようで(多分)順調に業績も上がっていた。
この会社がこれからも業績を上げてゆくには、どんどん信頼と実績と知名度を上げないといけない。そのための地道な努力はもちろんやっているのだけれど、その一環として、
社長は東京都千代田区某町に会社の所在地を構えた。
それは、国会議事堂がチラッと見える場所にあるビルだった。
古いビルで、広いフロアのすみっこをちょこっと借りて、社員20人程度の規模でやってるだけなんだけど、この住所は何かお堅い企業のオーラを出してくれるらしい。
ちなみにその後、この会社は移転したのだけれど、次の所在地は丸の内だった。
小さな会社にとっては、こういうポイントの稼ぎ方もあるんだなあ〜と勉強させられる話だった。
…しかし、一社員の履歴のブランドが会社に与える貢献度は、どうかなあ〜?