披露宴と服とデブの話

明日、会社の同僚(と言っても自分は派遣、あちらは正社員)の結婚式があり、披露宴に招待されている。
結婚式かぁ。。。
はぁ。
正直、招かれた時は一瞬断ろうかと思った。
なぜかというと、お金がかかるから。
いやー、もうね、そろそろ40歳も近づいているのに申し訳ない理由ではあるのだけれど、自分が適齢期だった頃に使ったフォーマル服はもう着られるサイズ&デザインではなくなってしまって捨てちゃったし、ここ数年はまともに結婚式や披露宴には出てないので服がないんだナ。
そして、今の自分の体を思うと、このサイズで改めて高い服を買う気にイマイチなれない。。。
それでも、もし相手が親しい友人だったり恩のある人だったら頑張るのだけど、今回の相手は会社の同僚というだけで、プライベートでは特になにもない。
なので、特に披露宴に出席したいと思うトコロは自分の方にはあまりないのだけれど。。。
しかし、相手は好意として招いてくれたわけで、自分としても別に相手が嫌いなわけでもなく、お祝いのイベントを大した理由もなく断るのは気が引けたので、なんとなく受けてしまった。
そんな感じの披露宴なので、当日に着てゆく服を1ヶ月前あたりから、たま〜にデパートで探してみたのだけれど、イマイチ見つからなかった。
そして先週になってようやく試着に至った服があったのだけど、なんと、13号が着られなかった。
言い訳のように聞こえてもいい。
問題はハラでも尻でもない。
胸だった。
EとかFとかいうサイズなのではなくて、自分は実は胸板が厚いのだ。
昔ドレスを試着した時にも、店員さんに
「お客様、ハト胸ですね〜。こういう胸の方が、ドレス栄えしていいんですよ」
とフォローしてもらうような胸なのだ。
試着した服はレトロなスタイルのワンピースで、背中のファスナーが胸より上へは上がってくれなかった。
「お客様の場合だと、胸から上は15号でないと入らないかもしれないですね〜
と言われて、その場で購入意欲がなくなってしまった。
でも、つい一週間前に着た11号の喪服のワンピースは入ったんですけど。
服の仕立ての問題じゃないんですか???
そう、自分が太ってみて、つくづく服のサイズって難しいと思った。
太る、という言葉のイメージって1つのように思われがちだけど、実際はそうではない。
お腹ばっかり出る人もいれば、お尻が大きくなる人もいるし、筋肉太りもある。
もともと体格がいい人にちょっと肉がつけば、すぐにサイズが13号を越えてしまう。
私が15号を勧められた店は、どちらかというと年配のオバサンが太った場合の下半身系デブ対応のデザインの服がメインだったように思える。
今回は最初から諦めて自分から大きい服を扱っているところへ行ったのに、そんな結果になって正直ガッカリだった。
ちなみに先日着られた11号の服を扱っていたのは、有楽町の阪○にあった銀座●ギンだ。(ずっと昔、まだお金があった独身時代に買っておいた)
ブラックフォーマルでブランドをちゃんと確立しているだけあって、さすがである。
・・・とは言っても、今回はブラックフォーマルで行く場所ではないので、さてさて。
ということで、披露宴の前日になって、ようやく新宿まで探しに行った。
本当なら引越しの片付けをしたいであろう旦那さんに無理を言って一人で出掛けたので、よほど高い値段でなければ最初に行った店でなんとか決着をつけよう、と決めて。
最初はできれば「入園式・卒園式でも使える服がいいなぁ」なんてハンパなことを思っていたのだけれど、披露宴にもOKそうなフォーマルスーツが見つけられず・・・
結局ドレスを買ってしまった。
なんか、可愛らしいカーディガンみたいなやつも一緒に買って、5万ちょっと。
そして、その服に合わせて靴も買った。2万ちょっと。
そして、ここ3年買っていなかった口紅も買った。これはまあ、3千円ちょっと。
それから明日はご祝儀も用意しなければ。未だに2万か3万で悩む自分。
でも、多分迷うくらいなら3万出すかな。
あああああ、大して親しいわけでもない相手のために10万の出費かぁ・・・。
ふと、そんなことを考える自分を客観的に見てみて、いろんな人が招かれる披露宴って、お客さんみんなに満足してもらえるような質の高さを保つのって結構大事なんだなぁと思った。
そしてそんな流れから、昔自分が新婦だった、すごく中途半端に面倒で貧相だった結婚式&披露宴を思い出して更に落ち込んだ。
はぁ・・・(-_-;)
結婚式は、真面目にやるか、全然やらないかのどっちかにするのが一番だな。
・・・・・・
さっ。
愚痴はこのへんでやめやめっ!
今回は立派なホテルウエディングなので、お金のことは忘れて楽しんでこよう♪