「フレッシュプリキュア！おもちゃの国は秘密がいっぱい！？」を観た

特典グッズ欲しさに公開初日に観に行った。
娘二人は当然プリキュア大好きで踊りもやるのだけれど、私はというと、プリキュアについては正直パッションが誕生する前あたりまではビミョーに思っていた。
アニメと言ったら「ガンダム」や「マクロス」や「ザブングル」あたりが好みである自分にとって、よくわからない理由で選ばれた美少女戦士が意味のないヒラヒラの服を着て大して強そうでないのにクサイ台詞を言いながら戦う映像とストーリーというのが寒くて仕方がなかった。
そして子供をターゲットにした巨大キャラクター市場（しかもそのキャラクターは１年限定の消えモノ扱い）でお金を使うことがイヤだったので、極力あの時間はテレビのチャンネルを他に合わせていた。
が、しかし、仮面ライダーの後に何気にちょっとずつ観てしまう「フレッシュプリキュア！」に出ていたイースの苛立ちが、どこかそんな自分の苛立ちにリンクしているようなものを感じて、イースがパッションに初めて変身した時の姿が思いの外カッコいい☆と思ってしまったがために、それ以降、娘達にせがまれるままにプリキュアについては解禁状態になってしまった。
・・・という前置きはそろそろやめるとして、映画。
うん、良かったなぁ♪
折角の映画なのだから、オープニングにもっと華やかさがあって欲しかったように思うけれども、本来のターゲットである子供達にとっては「いつものプリキュア」の方が入りやすいのかな？出だしは地味にテレビ版とさほど変わらないテンションで話が進み、消えてしまったオモチャ達の行方を追って、おもちゃの国へ行くプリキュア達。
風景は終始可愛らしいおもちゃの国なのだけど、そこにいるおもちゃ達の思いは・・・というのが話のミソ。
プリキュアるんるんっ♪とあまり構えずに観ていた私達お客さんにもちょっとしたジャブを食らわせる設定で、またそれがキュアピーチに感情移入させやすい展開もあって、飽きることも中だるみすることもなく、きっちり最後まで楽しんで観ることができた。
うん、年齢を選ばない、理解しやすくて面白い映画でなかなか良かった☆
見栄えとしてテレビ版よりも良かったのは、プリキュア達がいつもよりしっかりアクションをやっていたこと。
一人ずつの戦いかたをじっくりと見せられてみると、今のプリキュア達はそこそこ強いんだなぁと思えて良かった。
そして逆にちょっと残念だったのは、ラビリンス側のメンバーが誰も出てこなかったこと。
ストーリーからして仕方がなかったとは思うものの、端っこな場面でもいいから、男衆二人を出してあげて欲しかったなぁ。正直ウェスターは好きな方だったりもするし。
基本的にテレビ版のプリキュアが好きな人でないと本気では楽しめない映画ではあると思うけれど、たぶん初見の人でもきっと悪くない感想を持てる映画だったろうという点を特にプラスポイントとして、私個人の評価としては６０点♪
良かったんだよ、良かったんだけど〜、やや抑えがちな点にしたのは、できれば折角の映画版なんだから、絵的な豪華さをもうちょっと入れてあげて欲しかった。ピーチ以外のメンバーももっとドレスアップするとか、おもちゃの国の描写をジブリ映画ばりに創りこむとか。。。
・・・って、贅沢かな？(^-^;
そんな感じの感想なので、「フレッシュプリキュア！」はいいのだけれど、来年のオールスターズの映画は観に行くかどうかはまだ微妙だなー。
まあ、テレビ版も含めて、乞うご期待！としておきましょう〜。

Let's！フレッシュプリキュア！〜Hybrid ver.〜for the Movie/H@ppy Together!!! for the Movie