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＜プラダ＞元女性部長の解雇無効請求を棄却…東京地裁
個人的には当然の判決だな、と思う。
ヒラ社員ならまだしも、アパレルブランドの会社で統括部長をしている人間がライバル会社のブランド製品を着用して出勤したのを咎められても反省せず、容姿をけなされたとマスコミに言いふらしたことで会社の信用を傷つけたとして解雇されたって話。
そんな自分本位で頑なな人間を部長に据えておくわけにはいかないだろうし、降格して会社に残してもまたマスコミにグチグチ言われたらたまらんだろうしねぇ。
プラダの部長としての地位保全を求めた裁判で判決を聞きに行くのに全身シャネル（しかも正直似合ってなかったし裁判所で判決を聞くいでたちとしてもヘン過ぎた）というのも、いかにも頑固で使いにくい人間っぽさを際立たせていたという印象。
本人は控訴するって言っていたけれど、（人事部長が）デブだと言ったことを認められているなら、その部分に相当する慰謝料的金額（5600万円はあり得ない）を受け取って和解するのが妥当かな。
会社が個人のファッションや容姿にケチをつけるのは問題だとしても、仕事に支障がある状況なら指摘して当然だし、自己弁護の手段にマスコミを使ったことで信用をなくしたことについての自省がないのは致命的。
会社にいたかったのなら、マスコミに喋ったりしないで、多少不利でも敢えて会社の土俵でちゃんと戦うべきだったと思う。
利益を生まない社員を若干残す程度の度量はあっても、損益を生む社員を許容する余裕は今どきの会社には早々ないよ。
労働者が自分の権利を主張するなら、自分がどうやって会社に利益を生み出せる存在でいられるか、もしくは存在になれるかを常に意識して行動しないと。
・・・・・・なんだか、べき論的な言い回しばかりになってしまったので、ちょっと想像してみた。
日々プラダの商品を頑張って売っている営業部門や宣伝部門の社員とか店舗のスタッフが、統括部長が「似合うでしょう〜、このシャネルのバッグ☆」とか言いながらプラダのオフィスに出勤するのを見たら・・・
うん、萎えるか怒るワ。やっぱＮＧ。