台風が来た!

未明から台風の勢いが本格化し、いつもより早い時間に一度起きてちーちゃんにミルクをあげてもうちょっと寝た。
・・・ちょっとのつもりだったんだけど、
「8時20分!?」
目覚めた途端に寝坊に気が付いて、旦那さんを揺り起こした。
「寝坊だよーっ!起きて起きてっ!雨もかなりきてるから、急がないと!」
「・・・うーん、台風?」
「そう」
「・・・・・・会社休む」
「・・・こんな天気の日に、あからさま過ぎない?」
「いいよ、今はそんなに仕事忙しくないし」
「・・・代休あるの?」
「ある」
うーん、まあ、問題ないと判断してるならいいけどサ。
しかし、正直言って今日の寝坊は前日に遅くまでゲームをしていたせいだと思うので、ちょっと情け無いと思う。
いろいろ心配してみても旦那さんの仕事のコトなので、そのへんのさじ加減は半分目をつむって様子見することにした。開き直って今日は家族揃ってゆっくりしよう。
ちーちゃんはいつも通りの時間に起きて、楽しそうにキャッキャとはしゃいでいた。
9時頃になって旦那さんもベッドから這い出してきて、ちーちゃんと一緒にしばらく遊んでくれた。
10時には離乳食をあげるのを手伝ってもらって、一段落したところで旦那さんとちーちゃんは寝に入ってしまった。
私の方はこれ幸いに寝室の掃除を念入りに行った。実は今日はレンタルのベビーベッドを返却する日だからだ。
殆どモノ置き場になってしまったベッドだったけど、コレを大人用のベッドの隣りに置くことによって転落防止ができて、実は結構重宝していたものだった。
これを撤去してしまうと、いよいよ転落防止を早急に考えないと。
ベビーベッド周りの整理整頓を始めたついでに、遅まきながらも自分の服の衣替えも実行。
2年連続で妊婦しているので、去年も今年も着たくて着られなかった数々の服を見つめてはちょっと切なくなった。
来年こそは着るつもりだから、それまで待っててね、水着ちゃん、浴衣ちゃん、可愛いタンクトップちゃんetc...
衣替えも無事終わって12時を過ぎたものの、未だに二人はリビングで眠っていた。
そろそろ起こさないと良くないな〜、と思い、旦那さんを起こしてお昼ご飯を食べた。
お昼を食べながらベビーベッド撤去のことを話し、
「転落防止柵、買わないと」
「うーん、別に、二人でちーちゃんを挟んで眠ればいいんじゃない?」
「いつもそうはいかないでしょ?」
「まあねえ・・・」
相変わらずこの話には煮え切らない返事の旦那さん。自分ひとりでちーちゃんと一緒にベッドで寝ていて転落させたことだってあるクセに。
なまじちーちゃんが何度も転落しても無傷だから、なんか油断してるんじゃないかと少し腹がたってしまった。
その後旦那さんはゲームを開始。ちーちゃんがいる傍ではなるべく自粛を要請していたけれど、こんな天気では仕方がないかと黙認。
でもちーちゃんは楽しそうにゲームをしている旦那さんのコントローラーをぺしぺし叩いたり、旦那さんの膝や背中に登ろうと頑張っていた。
その可愛らしい様子に根負けして旦那さんゲームを放棄。またちーちゃんと遊んでくれた。
2時になってミルクの時間。せっかくなので旦那さんにお願いしたら、飲んだ後また二人で眠ってしまった。
・・・寝過ぎになりそうで心配だなあ。
まあ、たまの平日休みだし・・・とまた大目に見て、こちらはまた家の中の雑作業を実施。
ちーちゃんは4時過ぎにちょっとふにゃふにゃと起き出してくれたのだけど、旦那さんが再び抱っこして更に寝に入ってしまった。
その頃にはレンタル業者さんがやってきてベビーベッドを完全撤去していった。
気が付けば6時。ミルクの時間なので、いい加減また二人を起こした。
・・・不安だ。これでちーちゃん、今夜は素直に寝てくれるんだろうか?
今夜は寝かしつけに時間がかかりそうな気がしてきたので、お夕飯を早めに済まそうと旦那さんに言ってみたところ、
「別にいつも通りでいいよ。」
と言われてしまった。でも、この”いつも通り”というのは実は夜の10時過ぎ。
普段は夕方の6時〜8時あたりの時間帯で食事の準備をして、夜の9時前後にちーちゃんをお風呂に入れて、その後最後のミルクを飲ませて寝かしつけている。
で、たいてい旦那さんはこのお風呂に入れる前後に帰宅するので、お夕飯は寝かしつけが終わってから・・・ということで、結局10時を過ぎるのだ。
正直言って、寝かしつけをしている私はこのところいつもウトウトしながらお夕飯を食べていて、ちっともご飯が美味しいと思えなくなってしまい、正直このパターンはイヤだった。
なので、「えー?」と気持ち反論してみたものの、結局旦那さんが食べる気を起こしてくれないと食事は始められない、という状態で、仕方なく7時台はなんとなく家族でテレビを見て、8時過ぎにちーちゃんをお風呂に入れて、9時過ぎにちーちゃんの寝かしつけを始める段取りになってしまった。
・・・・・・案の定、寝てくれない。
そして、今夜は異常に元気なちーちゃん。
照明を暗くした部屋もなんのその、
ハイハイハイハイハイハイハイハイハイハイハイハイ・・・・・・♪
いったん仰向け寝状態にすると、数秒くらいはムニャムニャしてくれるけれど、そのうちすぐ横向きになって、うつ伏せになって、お尻を持ち上げておでこすりつけ状態で前進開始。
ベッドの頭側の壁に到達すると、壁などに手をついていったんつかまり立ち。その後ハイハイで目に付いたものに向かって突進を始める。
エアコンのリモコンとか、おしりふきとか、ベッド傍にある鏡とか。
ベッド際の危ない場所まで移動してしまう前にベッドの中央に引き戻し、また仰向け寝から振り出しに戻る。
このテのやりとりはさほど珍しくもなかったのだけど、今夜はちょっと違った。
ベッドの四方のうち、今までは頭側は壁、右側はベビーベッド、足元は床で左側は旦那さんが寝ていて壁になるか床がある状態だったのが、右側のベビーベッドがなくなってしまったので、私はベッドの方位における安全な角場(右上)を1つ失ってしまった訳である。
この1つの角場があるかないかで、ちーちゃんを見張る手間が段違いに増えてしまった。
ベビーベッドの代わりに私の体を置いたものの、ここまで元気なちーちゃんだと、私の体も乗り越えようとしてしまい、まったく落ち着けない。
かといって、私がばっちり目を開けてちーちゃんを見張っていても、今度はちーちゃんの眠る気分が削がれてしまうかもしれない。
最初の30分くらいは自分も寝そべって寝かしつけしようと頑張ってみたけれど、あまりのちーちゃんの元気に嫌気がさしてきてしまい、ちーちゃんが突進しようとする物体をことごとく部屋の隅っこに隠し、最も落ちそうな床には毛布やベビー布団を敷き、自分はベッドの中央であぐらをかいて、ちーちゃんが眠ってくれるのをひたすら辛抱強く待った。
・・・・・・そして夜11時過ぎ、やっと寝てくれた。疲れたし、眠い。
へろへろ〜んとした頭でリビングに行くと、旦那さんはのんきにまたゲームをしていた。
専業主婦になってお金を稼いでいないから、何かモノを買うときにはちゃんと旦那さんと相談することにしていたけれど、今夜は無性にムカついてしまった。
私が2時間も寝てくれないちーちゃんと我慢強く付き合っていたというのに、手伝いもせずずっとソレか!?
「転落防止柵は買うからね!」
リビングに来て最初の言葉がその叫びだったものだから、旦那さんは驚いて振り向いた。
「えっ?」
「でないとおちおち寝てなんかいられないよ、あんなんじゃ」
「・・・そうなの?」
「そう!」
しかも今夜こんな目にあったのは、昼間オマエがちーちゃんを寝かせ過ぎたせいじゃ!
台風とはいえ1日時間がたっぷりあったのに転落防止柵を買う決断をしなかったせいじゃ!
昼間は「川の字で眠れば大丈夫」とか言ってたけど、よく考えたらどうせ毎晩夜中の3時近くまでゲームしてるんだから、川の字なんてあり得ないじゃんよ!?りっしんべんじゃん!!!
・・・と思ったけれど、ちーちゃんが寝てくれなかった原因を100%旦那さんのせいにするにはデータが完璧とは言えなかったのでそこまでは言わず、その代わりに
「今夜はこのままちーちゃんを一人で寝かすのは心配だから、私はこのまま寝る。お夕飯は勝手に食べて。」
と言い捨てて、自分のおなかが空いているのを敢えて無視して再び寝室に戻った。
今夜は久しぶりにしっかりブログも書きたかったけれど、なんか腹立たしくて考えがまとまらなくなってしまったのでそれも諦めた。
せっかく結婚記念日で楽しい気持ちになっていたのに、久しぶりにまたムカついちゃったよ。
さっさと寝て気分転換しよう!
・・・・・・でも、おなかすいた〜。
結局次の朝5時に起きてゴハンを食べた。
昨日のお夕飯は手作りロールキャベツだった。一晩寝かせたら美味しかったよ。フンッ!