子宝

昨日の夜、知り合いの女の子からメールをもらった。
「年齢的にそろそろ子供が欲しいけれど、彼にそう言ったら
『結婚なんて意味のないこと。子供が欲しいなら他の人と作れば?』
と言われた。」
同棲している彼(もうすぐ40歳)からの言葉に傷ついたのだそうな。
彼女は30代中盤で、生殖器の病気を患っていて子作りは慎重に進めないといけない体だ。
二人はお互いの両親とも挨拶を済ませていて、殆ど内縁関係に近い間柄なのだけど、何故か彼の方はその先の関係へ進むことを躊躇しているらしい。
まあ、躊躇すること自体はいろんな理由があるだろうとは思うけれど、でも、そんな言い方はないだろう・・・と呆れてしまった。(何か前後のやりとりで気持ちがこじれてしまっただけかも知れないけど)
世の中には子供っぽい男も結婚に対して構えすぎている男もいろいろいるから、彼女が結婚して家庭を持ちたいと思う理由をわかり易く粘り強く話してみるようにアドバイスはしたものの、他人の恋愛関係は当事者にしかわからない部分が多いし、迂闊なコメントのできない難しい相談を持ちかけられてしまったものだと考え込んでしまった。
そしてメールの中で、
「yaguuuさんが羨ましいです」
ともあった。
うーーーん、・・・うちの旦那さんは結婚や子供を持つことを安易に嬉し楽しいコトとしてしか考えてなかったアンポンタンなだけなんだけどね。(^_^;
まったく、子宝とは恵まれても苦労はあるし恵まれない苦労もあるし、なかなか扱いが難しいモノだと思う。”宝”なんて文字を付けてはいるけれど、本当は”人生の試金石”とでも言った方が適切なように思える。
一生を生きるうちに結婚して子供を得る機会があるかどうかは人それぞれだし、その機会がなかったからといってその人の人生の価値が下がるとは思わないけれど、ただ、自分以外の誰かに対して、何の見返りも望まず、ただ純粋にその幸せを願って、何のためらいもなく
「愛してるよ」
って言えることって、とても素敵なことだと思う。
だから、できるものならいつか彼女の願いが叶って欲しいと私も思うし、力になれることがあればいいなって思う。
しかし、そんな彼女の気持ちを汲み取ることができないまま同棲だけする彼の気持ちって、・・・・・・わかんないや。
ずるい男が世の中多いってことは知っているけれど、彼がそんな人物ではないことを心から願うばかりだ。