結局落ち着いた

午後に来るものと思っていたちーちゃんが、急遽午前中にやってきた。
母が風邪をこじらせてしまい、ちゃんと完治するまではちーちゃんをこちらに戻したいとのことだった。
熱があるのか聞くのを忘れてしまったけれど、せきやくしゃみが酷いらしく、
「胸が痛くなるくらい強いせきなのよ〜」
とのことだった。
毎日ちーちゃんを散歩に連れ出してくれたり頑張っていたせいもあるのだろう。申し訳ない・・・。
ちなみに実は私もちーちゃんも旦那さんもちょっと鼻風邪をひいていたりするけれど、症状はさほどひどくはない。
お互いこれ以上症状を悪くしたくないのは確かなので、母の申し出を快く受けて、晴れてちーちゃんは今日から自宅に戻ることになった。
しかし本当に、風邪には気をつけなければ。
去年は出産の時にひどい鼻風邪をひいてしまっていて、鼻は詰まるし喉は痰がからむしで、いきみを逃したくても呼吸法もへったくれもない状態になってしまってすごく苦しかった。
今回はちゃんと前回の反省を活かした出産をしたいと考えているので、はやく風邪を治したいなあ。
さて、久しぶりの我が家でのちーちゃんの様子。
実家よりもフローリング率が高い床なので、多分体感温度はちょっと寒いんじゃないかと心配していたのだけど、帰ってきて早々から嬉しそうにそこらじゅうをハイハイして回っていた。それも鼻歌みたいな喃語を終始話しながら。
もともとご機嫌の良い時の方が多いちーちゃんだけど、今日はひときわハイテンションだなあ。
その反動か、お昼の離乳食を食べ終わるとともに、早々にお昼寝に入ってしまった。
気持ちよさそうだったので、私も一緒に寝させてもらった。1時間半くらい。
そして起きてきたところでちょこっと遊んで、3時のおやつにバナナを食べさせた。
さ〜て、どうしようかな?
実は午前中のうちにお出掛けしてこなしたかった用事が少しあった。
ちょっと不安はあるけれど、思い切ってちーちゃんを抱っこして自分で車を運転してお出掛けしてしまった。
まあ、お医者さんから「普通に生活していいよ」と言われたのは確かだし。
(でもきっと、ホントはこの時期に車を運転するのはNGだったろうな・・・^_^;)
したかったことは、役所関係や銀行関係、育児雑貨・お夕飯の食材購入、それからちーちゃんを遊ばせてあげること。
・・・でも、駅前デパートの駐車場に車を入れた時点で既にもう、半分くらいのノルマしかいけそうにない気がしてきた。
やっぱりまとまった時間歩き回るのはしんどい。
そう思ったので、とりあえず最初にちーちゃんをデパートのこども広場へ連れて行って遊ばせるついでに自分は休憩することにした。
が、ここには既にとっても元気な3歳児くらいの男の子がいて、走り回ったりおもちゃのロディを投げ飛ばしたりしていた。
ちょっと要注意だ。。。(^_^;
その男の子自体が、というよりも、こういう元気なコにちーちゃんは自分から近寄りたがる傾向があるからだ。
とりあえずちーちゃんをフリーにさせたら、案の定自分からそっちへ向かっていった。
男の子の母親は、もうひとりの自分の子供の傍にいつつ男の子の様子を目で追っていたようで、男の子の動作があぶなっかしいと思うとすぐに飛んできては
「これ、危ないでしょ!」
と叱っていた。
でも、もともと近寄ってゆくちーちゃんも悪いんだし、ちょっと申し訳なくなってしまった。
あんまりにも乱暴でモノを壊すような勢いのコだったらよくないとは思うけれど、そこまでひどくはなかったし。
それに、自分もこうして子供を持ってみると、世の中の母親の願いのひとつとして、
「子供を好き放題に遊ばせられる場所が欲しい」
というのが絶対あるよなあってしみじみ感じていたので、なるべく相手のお母さんが気に病まないようにしてあげたいと思った。
好きなだけハイハイが出来たり、走ったりジャンプしたり、落書きしたり、モノを投げたり壊したりしても全然ノープロブレムで安全で清潔な遊び場があったらどんなにいいことか。
・・・現実はそうはいかない。まあ当然なんだけどね。
それから、子供広場にはその男の子の他にも一人、ハイハイの赤ちゃんがいた。
なんか成長具合がちーちゃんととてもよく似ていて、人懐っこさもかなり似ていた。
二人はお互いを認識したかと思った途端に、同時に近づいていった。
上手にコミュニケーションがとれるかな?と私の方は慎重に見守っていたのだけれど、いざ至近距離に近づいたところで相手の子の手の方が先にちーちゃんの頭を触ったところで、相手側のお母さんの方から”待った”がかかってしまった。
「すみません、結構乱暴に掴んだりする方なんで、危なっかしいんです。」
「いえいえ、うちの娘もよくやっちゃいます。」
そんな話を初対面のお母さんと話しつつ、お互いの子供が無難に遊べるかどうかを慎重に見守った。
相手はちょっと美人で気立ての良さそうなお母さんで、とりとめないながらも楽しくお話させてもらうことができた。
ただ・・・、ここで自分の体調がやっぱりアカンという認識に至った。
なんか、話している声が遠くから聞こえてくるような感覚になっていた。
自分が思っていた以上に風邪の症状が進んでいるのか、臨月で体の疲れがすぐ回ってしまって集中力が切れているのか。
とにかく早く帰った方が無難に思えてきたので、仕方なくまだちょっと遊び足りなさそうなちーちゃんをベビーカーに再び乗せて、ひととおりしたかった買物だけを済ませて帰ることにした。
買物は無駄な動きをすることなく済ませなければ。
最近のちーちゃんは、退屈になるとベビーカーの中で身体をひねって、固定しているベルトをかいくぐって立ち上がったりすることがあるからだ。
売り場をスイスイ動いている間はそういうことはしないのだけど、案の定、レジに並ぶ段になってついに立ち上がってしまった。
とりあえずベビーカーからはみ出ないよう気を遣いながら会計へ進んだのだけど、最後の最後でレジのお姉さんが持ち上げようとした買い物カゴを、ちーちゃんが同時にむんずと掴んでしまった。
夕暮れ時の混雑するレジで、お姉さんを困らせちゃダメでしょう〜っ!
「ごめんなさい、大丈夫です、カゴ持ってっちゃってください」
と言いながら、ちーちゃんの機嫌が悪くならないギリギリのレベルの強引さで、ちーちゃんの手をカゴからなんとか引き剥がした。
レジのお姉さんに苦笑されつつ、なんとか会計を済ませて脱出。
やっぱり身重の身体でこのちーちゃんを制御するのは厳しいなあ。。。
ややヘロヘロになりつつもなんとか自宅へ戻ると、相変わらずちーちゃんはご機嫌で遊び始めた。
お夕飯の離乳食をあげてからも勢いは止まらず、ホットカーペットの温かさが心地よいのか、じゅうたんやお昼寝用寝具の上で笑いながら何度も寝返りを打っては、最後に私のところにやってきてよじ登る動作を繰り返していた。
これがちーちゃん独自の甘え方なのかな?
この間の週末にはこんなコトしていなかったけれど、本当はこれくらいいっぱい甘えたかったのかな?
・・・なんて思うとますます愛しくなってしまった。
お風呂に入れて、出た後にフォローアップミルクを飲ませたあたりからやっとウトウトし始めてくれたけれど、眠りに落ちる最後の瞬間までスリスリしたがる様子は続いていた。
本日の就寝時間は夜9時20分。
ちーちゃん連れの外出はやっぱりちょっと不安だけれど、この調子でなんとかいけそうかな。
幸い錠剤のウテメリンはまだ数錠残っているので、出掛ける時には服用するようにしながら頑張ろうかと思う。
しかし、いつ陣痛が来るんだろう・・・?
もしかしてMr.&Mrs.スミスを観に行けちゃったりするかナ・・・?