ちーちゃんのケガ・じいじのケガ

いつものように仕事が終わって、実家へちーちゃんとゆーちゃんを迎えに行ったら、珍しく母が
「今日はちーちゃん達、お風呂に入れてないからね」
と言った。
テレビを見ながらご機嫌に踊っているちーちゃんを見ながら
「めずらしいね、どうしたの?」
と聞くと、
「今日ね、夕方ちーちゃんとじいじが散歩に行ったら転んで頭をケガしちゃって。
怖くて髪の毛洗えないと思ったから。。。」
えっ!?
ビックリして踊っているちーちゃんの頭を確認すると、左側のやや後頭部のあたりに、ちょっとタンコブらしく腫れている様子の部分と、同じ場所に2cmくらいの長さの2本線の傷を発見した。
血は出ていないけれど、ちょっとまだ生々しい傷口だった。
「うっっっわー。ちーちゃん、泣いた?」
「もう、号泣き。傷は消毒したけれど、寝る前とかにそっちでもまた消毒しておいてね。場所が場所だから。」
とのことだった。
ちーちゃんのことだから、その場で号泣きしていっぱい甘えたら、痛みが引いてきたところでケロっと忘れてしまったのだろう。
まあ、この様子ならお医者に行くほど心配することはないかなぁ?
でも、頭を打つなんてどんな転び方したんだ?・・・という疑問があったので、
「で、どんな様子で転んじゃったの?」
と一応状況を聞くと、
「じいじがちーちゃんを抱っこしていたら、足がもつれてちーちゃんを抱っこしたままで転んだんだって」
転んだのはちーちゃんではなくて、父だった。
丁度その時、ベランダで植木をいじっていた父がリビングにやってきた。
なるほど・・・・・・
父の顔は、左耳近くからアゴにかけて、ハデな擦り傷ができていて、更にその傷と同じ平行線で左肩にも傷を作っていた。さらに腕のあたりもかすかに擦り傷が。
頬骨のあたりの傷は、多分そのうちカサブタができそうな痛々しさであった。
「いや〜、ビックリしたわよ。散歩に行ってたった10分で戻ってきたと思ったら、じいじの服の左側がビリビリで血だらけなんだもの」
と、母。
「いや、ちーちゃんには怖い思いをさせてスマンかったよ」
と、バツが悪そうな父。
ちーちゃんのケガは頭とはいえ、長さ2cm。父の方はその10倍以上。
ケガの形状からして、転びながらもなんとか受身の態勢をとったのかなぁ。
ちーちゃんをかばうことを意識することがなければ、もっと些細なケガで済んだ筈だったんだろうねぇ。(^_^;
もちろんかばってくれないと困るんだけど、かばってくれてありがとうね。
しかし、日々成長してゆくちーちゃんを抱っこする時の危険は私も同じにある。時々二人を同時に抱っこしたりしてるしね〜。
あともうちょっとしたら、ちーちゃんが言葉で聞き分けてくれて、いきなりあっちこっちへ行ってしまうようなことも減ってくれたら、抱っこばっかりでなくても大丈夫になるだろう。
それまでもう少し、スタミナを付けながら頑張らねばっ!
父も、よろしく頼んだよ〜っ。