思いのほか好評

未明までに完成させたお人形。
ちーちゃんに持っていかれる危険を避けるために、ゆーちゃんが託児所のお迎えバスに乗る時間ギリギリまで隠しておいて、そろそろ出かける頃合になったところでゆーちゃんに差し出した。
「ゆーちゃん、XXちゃんだよ。今日から一緒に園に連れて行ってあげてね。」(XXは人形の名前)
ゆーちゃんはきょとんとしつつも何気なくお人形に手を伸ばした。
が、それを見たちーちゃんがタタタタタッとやって来たと思った途端にお人形を取り上げて、
「ちーちゃんの!」
と宣言してしまった。
いやごめん、ちーちゃん。ちーちゃんの分を用意していないママが悪いのだけど、今日はゆーちゃんに譲ってあげて〜。
お人形を託児所で使うのは今日がスタートで、多分ゆーちゃんが託児所へ行ったら既に他の子も同じようにお人形を持っている筈なんだ。だから、ゆーちゃんだけ持っていない状況にはしたくないんだ。
「ごめんね、今日はXXちゃんは託児所へ行くんだ。ちーちゃんには他にお人形を作るからね。」
と言い訳してちーちゃんからお人形を取り返し、ちーちゃんが粘る猶予を持たせない速さでゆーちゃんとお人形と託児所通いのカバンを抱えて家を出た。
園バスは既に自宅の前に止まっていて、やはり先にバスに乗っていた他の園児がお人形を持っていた。
おお、あちらは髪の毛はフェルトにしたのね〜。
ちーちゃんの方はフェルトの髪にした方が無難かなぁ・・・?
登園バスに乗る時にはなんとなくお人形を持っているという風情のゆーちゃん、今日1日でどんな感じになるかな〜?と1日気にして過ごした。
そして夕方、帰ってきたゆーちゃんの持っていた連絡帳を読んでみると、
”とても気に入ったようで、ずっと持って歩いていました”とあった。
おお〜、ヨカッタ♪
・・・しかし、ちーちゃんの分のお人形が完成するまでは、家の中ではその調子にはしておけないなぁ。。。(-_-;
早速明日、お人形の生地を買ってこなくては。
ちなみに、「XXちゃん」とわざわざ伏字にしてしまったお人形の名前。これは実は最寄の電車の路線名から取った名前なのです。(だから伏字)
ゆーちゃんは電車が大好きで、散歩などで線路近くを歩いている時に電車が通ると必ず歓声を上げながら手を振ります。
なのでこのお人形さんは、そんなゆーちゃんとお友達になりたいと思った電車の妖精(笑)さんが、ある日我が家のベランダにやってきたという設定にした次第なのでした。
もし我が家が京王線沿線に住んでいたら「けいちゃん」、西武線なら「せいちゃん」、東武伊勢崎線なら「いせさっちゃん」なんて具合のネーミングです。
流用しやすいネーミングの路線に住んでいて良かった。b(^o^;