本の好み

映画にも言えることなのだけど、私の好きな本のジャンルはミステリやサスペンス、SFなどの方面だ。
自分の発想の外にあるような話を読むのは楽しいし、さらにその内容が緻密であれば感嘆する。
逆に設定にチープな部分が多い作品だったりすると、なんだかいかにもハリボテだらけな映画を観ているみたいに興ざめしたりする。
スティーブン・キングアガサ・クリスティ井上靖あたりが好きなのだけど、他にもそんな作家はいないものかなぁ?
ちなみに小松左京も悪くないのだけど、私的感想としては当たり外れがある。とある作品では「ああ、そのオチを使っちゃダメだって・・・」という終わり方だったりもして。(^_^;
そんな今日このごろ、ナッパさんの読感に誘われて村上龍の「半島を出よ」を読み始めてみた。
まだ触りの部分までしか読んでいないけれど、自分の好みに合っていそうでちょっと喜んでいる。
しかし・・・なんか、私の中にある村上龍のイメージは、
「ごつい顔したオッサンがブランデーグラスを持っている」
という、あまりお近づきになりたくないタイプのものだった。
そういう、敢えて斜に構えておきたい性格の人物なのかもしれないけれど、作品に関しては私の食わず嫌いだったのかなぁ?
なにはともあれ、「半島を出よ」の読了が楽しみだ。