こどもコミュニティー

3歳も9ヶ月を越えると、そろそろ立派に社会性を培えるようになってきたようで、近頃ちーちゃんは積極的に保育園の話をする。
どの先生がお休みだったとか、誰と何をして遊んだとかケンカしたとか、時系列や前後の説明はメチャメチャっぽいけれど、話してくれる内容がどんどん詳細になってきている。
それから、ちょっと興味深い現象が発生している。
ちーちゃんが、今まで自宅で殆んど観ていなかった「ゴーオンジャー」と「プリキュア」の知識を身につけ始めていた。
これはつまり、保育園で他のお友達が話している内容から得ている知識であり、それだけ子供同士の会話が熱くなっているということかと思うと、何だか微笑ましい。
ちなみにゴーオンジャーの方のきっかけは私も承知している。保育園で同じクラスでもあり、我が家のお向かいさんに住んでいるコウ君という男の子だ。
この子がホントいい子で、ご近所でこんないいお友達づきあいが出来て、ちーちゃんはラッキーだと私は思っている。性格が温厚で、他のお友達に派手にぶたれたりしても全然やり返したりしない。コウ君のお母さんが言うことには「ビビリーでやり返す勇気がない」らしいのだけど、それでもお友達との仲が悪くなったりしていないのは、何気に本人の人徳なんじゃないかという気がする。
ちーちゃんは土日のお出掛けの前後にコウ君を見かけると、親のことなんかほっぽって、
「コウくーん!」
と叫んでそっちへ行ってしまうことがままある。(コウ君は自宅1Fにある外からも見えるデッキで遊んでいることがよくあるので)
その勢いでそのままよその庭先に侵入してしまい、やむなく私もそれに続き、その場で親御さんの了解が得られれば親同士の雑談がてら遊ばせてもらうことがよくあって、そんな突然の来襲でも、コウ君はちーちゃんを歓迎してくれる。
普段から結構一人で遊ぶのが上手みたいなので、最初の頃は「コウ君のペースの邪魔をして迷惑になってないかな?」と心配していたのだけれど、案外コウ君もちーちゃんを歓迎してくれていて、それなりにちーちゃんの気を引こうとさえしてくれる。
そんな時にコウ君が熱く語り出すのがゴーオンジャーなのだ。
コウ君が楽しそうにゴーオンジャーの説明をしている様子は、知識はなくとも大人の私からしても微笑ましく、ちーちゃんも同じように感じていたようで、いつしか本人もゴーオンジャーに興味を持ったらしい。
試しに1ヶ月ほど前から毎週ゴーオンジャーを録画するようにしたら、ちーちゃんはかじりついて観るようになった。その集中力は今までに見せたテレビやDVDのどの作品よりも強力だ。
ただ、ここでちょっと面白いのは、ちーちゃんはそれで特にゴーオンジャーそのものにハマったという感じとはちょっと違うらしいところだ。
別にオモチャやグッズを強烈に欲しがるようなことはない。ただ、スーパーでそういうグッズを見かけると「ゴーオンジャーだ!」と叫び、買ってあげると
「コウくんにもあげるんだー」
と嬉しそうに言う。
これは多分、ゴーオンジャー自体も確かに好きみたいなんだけど、一番の目的は、ゴーオンジャーでコウ君と一緒に盛り上がりたいってことなのかなぁ?という感じがした。
ちーちゃんなりに、コウ君と仲良くしたいという気持ちがあらわれているのかと思うと、親としてとても嬉しい。
こんなに小さいのに、もう自分以外の、しかも今そこにいるわけではない、家族以外の誰かのことを考えられるようになれるとは。
そんなちーちゃんの思いをこれからも大事に見守ってあげたいと思う。
・・・で、ついでに、ナッパさんのところでチラッと書いたように、今年の冬はゴーオンイエローのジャケットにしてあげようかな?なんてコトを考えちゃった次第なのだけど、来年になって新シリーズが始まってからのことを思うと、やはりちょっと二の足を踏んじゃうかなぁ〜?(^o^;

↑コレ。正直悪くはないけど、ちょっと高い。