勝手に決めつけてやるっ

勤め先はごくごく普通のオフィスなのに、朝っぱらから夜のキャバクラにでも出勤するつもりのようなくどい香水をつけるオンナって、たまにいる。
そういう人物にエレベーターでかちあっただけなら毎度多少の我慢はするのだけれど、今日はどうやら自分のデスクの至近距離にいたっぽい。
安い香水ならば多分1時間くらいの我慢でなんとかなりそうなんだけど、もうどうにも、鼻の穴から始まって後頭部に突き抜けるくらいまでのあたりがどうしようもなくピリピリしょぼしょぼして辛かった。
香水の発生源である容疑者は2人いたのだけれど、お互いに至近距離過ぎてどちらなのかを特定するための行動に出る勇気はさすがになかった。ただ、その2人は、ちょっとした共通項のある人物だった。
なんか、負け組み的自意識が強そうなんだよねー。
一応断りを入れておくと、私自身は人生に勝ちも負けもないと思っている。ただ、人によってはそれを強く意識している人は確かにいて、そういう人は確かに自身の振る舞いが「勝ち組的」か「負け組的」になっているとは思うのだ。
で、その容疑者2人はともに30代後半で独身で、しかし仕事のキャリアは中途半端という共通項があった。
1人は正直オンナとしての自意識が過剰気味で、もう1人はキャリアウーマンとしての自意識が過剰気味。
こういう、なんだか自己表現の仕方がどこかズレていそうな人物が、空気の読めていない香水のチョイスをしたとしても不思議ではない感じがする。
うん、きっと多分、負け組意識の強いオンナは、オフィスにくどい香水をつけて来るものなんだ!