派遣の状況って、そもそもさぁ・・・

自分は14年くらい前からずっと断続的に派遣で仕事をしていたのだけど、規制緩和の前までは、派遣の仕事って、
「急に、または一時的に即戦力の人材が必要になったから」
ということで募集がかかったものが多くて、必要とされるスキルを持った人材が、必要とされる仕事のために呼ばれて働く、という感じだった。(少なくとも私がやってきたOA事務系の仕事はそうだった)
それが、規制緩和後に景気がどんどん悪くなるにつれて、正社員の雇用が減らされていって、人件費はかけられないけど人手が足りないということで、
「誰でもできそうな仕事なんだけど、誰もやってくれないのはちょっと困る」
という理由で募集がかかった、バンドエイドみたいに定期的に使い棄てられる感じの派遣仕事が増えていって、さらに派遣という雇用形態に対する規制の流れが出てきてからは、それを(直接雇用でも健保や年金の加入義務のない短時間勤務の)パートやバイトにさせるか、派遣会社への業務請負にして業務全体のコストを下げるようになって(結果、業務請負の仕事をする派遣の時給も下がる)、以前と同じような派遣という仕事のスタイルはもしかしたら規制緩和前よりも減っていて、ウルトラエキスパートな能力を持った人だけが業務請負じゃない派遣でやっていくようになるんじゃないかという感じがしてきた。
エキスパートというと、例えば、ExcelAccessVBAをさらっと使いこなすとか、DB構築とかWebデザインとかのセンスや経験や能力があるとか、英語や中国語やロシア語や韓国語あたりを身に付けているとか、ベーシックな簿記とか貿易事務とかの需要の高いスキルにプラスアルファで更に何か得意分野があるとか、なんかそんなイメージ。
自分は・・・ExcelやWordはとっても得意だけど、その「とっても」は実際に働いてみてから評価される感じの部分で、自分のスキルを文字にしてみた印象としては、そんなに食いついてもらえそうな能力はないと思う。
そこに追い討ちをかけるように40オーバーの年齢と見事な転職歴。
あー、やっぱり派遣で勝負するのはそろそろキツイ。
転職は、次こそラストにしたいなぁ。。。