破綻してるでしょ

芸能ニュースにあった離婚裁判の内容を聞いて、ほぼ99%の人が「その関係、もう破綻しきってるでしょう?」と思ったんじゃないかと思う。
どっちが悪いとか悪くないとかじゃなくて、その関係を継続することが良いこととは思えない。
結局そういう判決になると思うけれど、早く離婚すればいいのに。
それで、一般論的なところで思ったのだけど、ここまで気持ちの上ですれ違っている夫婦がそれでも婚姻関係を継続する理由があるとしたら、それは子供とか本人同士以外の家族への配慮か、お金のことしかないと思う。
前者はいろいろあるのかもしれないけれど、それも含めてお金である程度解決できるのだったら、離婚したいと言っている側が一定の金額をちゃんと払うことで自動的に離婚を認めてあげていいんじゃないかと思った。
離婚届を役所に出す時に、最低500万、もしくは所得の高い人だったらその1年分の所得に値する金額を役所に納付したら役所も(相手側のサインがなくても)届けを仮で受理して、離婚される側の妻または夫に「お金を預かったので取りにきてください」って連絡して、受け取りにきてもらった際に届けの空欄に記入してもらってそれで完了。
もし金額の折り合いがつかなかったら、離婚届自体は受理しても、折り合いがつくまでは双方再婚はできないことにしたらいいんじゃないかと。
そして1年たってもお金を受け取ってもらえない時は、役所から裁判所へ扱いを移す・・・と。
世間一般のサラリーマンからすると例に出した500万はハードルが高いかと思うけれど、一方的に離婚を要求するならやっぱり高いハードルでないと。
その金額だったら、別れるかどうか迷っている人でも思い切れるかもしれないし。
離婚って、全然悪いことじゃないと思う。
というか、日本の婚姻制度には家族に対していろんな義務があることをきちんと理解しないまま結婚してしまっているカップルが多いということだと思う。
国はその義務をよくある「常識的なこと」と考えて、事前に説明や告知をする必要がないというスタンスらしいけれど、金銭や雇用に関わる契約同様に、事前に双方きちんとその制度を確認して、その上でサインをするような手続きにしたらいいんじゃないかと思う。
教会とかで、愛を誓ってはいても、それ以外のことはみんな「その時にならないとわからない」みたいだし、愛だってホントは「明日になればわからない」のだから。
結婚が破綻することは時には仕方がないことなのだから、法律上の婚姻という関係の結び方と解除の仕方はもう少し機械的なルールを導入しちゃってもいいと思う。