残業200時間

新聞ネタですみません。
今の仕事の都合で、何気にこういうワードにひっかかる自分がいます。
過労で心を病んだ末に自殺した人の遺族が裁判をしているという記事だった。
裁判は頑張って勝って欲しいと思う。
ただ、自分だったらと想像してその話を聞かせていただいた感想としては、そんな残業時間、私は絶対やりません、と思った。
労働時間じゃなくて残業時間で200時間って、会社側がおかしいのはもちろんだけど、働いている当人もどうかしてると思う。
単純に考えて、毎日8時間働いてそれが月20日なら160時間。それとは別に200時間の残業って、要するに2人分以上の労働時間ってことなわけで。
フリーランスの仕事バカがやってることだったらギリギリで譲るかもしれないけど、サラリーマンがすることじゃない。
そういう労働環境を改善するようにきちんと要求すれば、業務改善なり新たな雇用拡大なりに繋がるし、1人の人間が2人分以上の労働時間を負うなんて過剰な労働要求を本人が受け入れちゃいけないと思う。
もしそれを会社に訴えた結果、その社員を会社側が「仕事のできない人間」と判断したとしても、そうさせておけばいい。
そんなブラック会社の評価よりも、健康や人間らしい生き方ができることの方が大事なんだから。
・・・と、思うんだけど。
今も実際にそういう働き方をしている人がいるのって、雇用不安で「仕事を手放したくない」と思う人がいるからなのかな?
ちなみにうちの会社の場合、通常の(自己申告による)勤務記録だけではなく、社屋の入退館記録(カードでチェックしている)も調べて、過剰な残業やサービス残業の状況があれば上司を注意したり本人の健康チェックをしたりしている。
でも、なんだろうなぁ、当事者がそういう記録をちょろまかしているケースがあるんだよね。(>_<)
そんなことして労基に目を付けられたり労災になったりしたら会社として損害だし、上司も含めて当事者にも結局マイナスなことなのになぁ・・・。
仕事のできる人間になれなくても、とりあえずは給料相応に仕事を大事にやっている人間であれば十分じゃないか。
そりゃ、仕事のできる社員がいてくれたらorできる社員になってくれたらハッピーだろうけど、そういう人間はたまにしか出てこないから「できる」って評価をされるわけで、普通の社員が2人分の労働時間をかけてやる仕事を1人分の労働時間でできるような人材を採用することや育てることを目指すのは基本的に無茶だと思う。
現場の苦労があるのは理解できるけど、それを非人間的な方法で乗り越えようとするのは違う、ということを忘れないで欲しい。