賛成

単なる個人的な意見の吐き出しです。
大阪で自殺者が出た高校の体育科入試の中止に賛成。
この時期に中止にするのは問題があるという意見はわかるけど、それでも確かにこの学校の体育科はいったん廃止すべきだと思う。
受験希望者の苦情のインタビューとか在校生やOBの擁護の声の記事とかを見ると、確かに、そこにはスポーツの実績に固執して人の生死に対して持つべき大事な感覚が麻痺している集団が形成されていると強く思った。
自殺した生徒はキャプテンを務めていて、決して落ちこぼれていたわけでも無視されていたわけでもない。
でも死んでしまった。
それはつまり、彼が死んだことは決して特殊な事情ではなく、明日また別の生徒が死ぬかもしれない、という可能性が残っているということだ。
放射能で汚染された廃棄物の受け入れよりもそっちの方がはるかに身近で大きなリスクの筈なのに、擁護をする人はなぜそういう危険を他人事だと安易に思い込むことができてしまうのだろう?
スポーツで高校生活を充実させたいと思うなら、方法はいろいろある。
特定の学校に固執する必要はないと思う。
確かに受験生にとって志望校が突然1つ減るのは心臓に悪いとは思うけれど、人生万事塞翁が馬を実地で理解することになるかもしれない、と考えてもらえたらと願う。