「男気スイッチ」

hanadaさんから気になるコメントをいただいたことをきっかけに調べてみた。
他のサイト(いろんなブログで話題にされていて感心した)の内容をちょっと引用させてもらうと・・・
「男には『男気スイッチ』があんねん。これ押したら絶対損するって分かってても、押してしまうねん!」
「『男気スイッチ』とは左胸にあって、間違って押してしまわないように非常ベルにあるようなプラスチックのカバーが付いているボタンである」
などと語られていたらしい。そして、そんなウッカリ押しちゃいけないボタンを思い余って押してしまう一瞬というのが、男が結婚を決意した時らしい。
ふーむ。
このスイッチが松本人志にはないらしい、というのはなんかわかる気がしたけれど、このスイッチの有る無しはどんな理由で分かれるのかな?と考えてみた。
まず、松本人志の場合はお笑いの世界に生きることで自分の人生がある程度完結できてしまっていて、家庭を持つことを敢えて求めていないのかな?って思う。
なんか、他人のコトを知ったふうに言ってしまって恐縮ではあるけれど、言い方を替えると、
「まっちゃんはお笑いの世界で十分自分らしく振舞っていて、それで幸せっぽく見えるから、そのまんまでいいんじゃないかな?」
って感じがするのだ。
こんな人物を他にも例にするとしたら・・・うーん、小泉純一郎かな。
彼も、郵政民営化を見届けることに情熱を燃やしていて、その充実感で人生いっぱいいっぱいだから、今は結婚なんてどうでもいいと思ってるんじゃないかって思える。
ただまあ、その反動で彼は政界を引退したらコロッと結婚するかも知れないけど。
なんというか、彼らのように、本人にとってとても大きな重さを持つライフワークがハッキリとあって、それによって既にかなりの幸せ(というか人生の充実感)がもたらされている状態だと、異性の存在で自分の人生を揺り動かされてしまうような『男気スイッチ』を装着する機会が結果的になかったとしても納得できてしまう。
そういうコトだったら理解できる。
でも、どうだろう?
実際にはそんな凄いライフワークを抱えて日々邁進している男性ってあまりいないと思う。
そして、一般的な男性なら男としての本能的にも精神的弱さからも、いつかどこかで『男気スイッチ』を装着して、いつかどこかでそれを押してしまうコトがあるんじゃないかと思う。
ときたま「俺は結婚なんてしたくない、独身貴族がいい」なんて言い張っている男性がいるけれど、それは単に結婚したいと思える女性に出会っていなくて、自分の周囲にいる女性に対して辟易しているだけで、そういう狭い視野の中での話として言っているけれど、もし本当に自分にとって魅力を感じる女性が目の前に現れたら、すんなり「結婚したい!」と言い出すんじゃないかって思う。
若いうちは結婚したくないと言っていても、死ぬまで結婚したくないなんて言う人は少数派ではないかと思うのだけど・・・
私はまだ男心を見誤っているのかな?
さてさて、ちなみに前日のブログに書いた「彼」は、結婚観に関して屁理屈をこねて、松本人志的な見地から結婚や子作りを避けているように装っているようなのだけど、私が見るトコロでは、本当は単に自分をまだ若いとカン違いしているだけの一般的な男性の一人なんじゃないかと思う。
なので、彼が結婚したがらないのは単なる悪あがきか、・・・彼女には言えないけれど、彼女はまだ彼にとって『男気スイッチ』を押させる程の存在ではないというコトなんじゃないかと予想している。
まあどっちにしても、彼が自分の勝手しか考えていない、スカした言動を彼女にすることには承服できないけどね。
とはいえ第三者の私が彼のくだらない屁理屈を退けてみせたところで、その結果が彼女にプラスになるかはわからないから、結局迂闊には動けないんだナ。(-_-;
・・・あ、そうそう、『男気スイッチ』とは別に、『打算スイッチ』で結婚するヤツはいると思う。
それから、『男気スイッチ』を安っぽく沢山押したりしてるヤツとか、『打算スイッチ』と『男気スイッチ』を両方押してしまって人生おかしくなってるヤツとかもいるだろうな。。。
そこの独身のにーちゃん、『男気スイッチ』は滅多に押せるモンじゃないだけでなく、押すタイミングを外すとごっつー大きなダメージになりまっせ。
だから日頃からよぉ気ぃつけて、いつ押したらエエか、よく考えときぃ〜や。
・・・・・・
すんません、私が紳助的関西弁を喋るのはやっぱり無理でした。m(_ _)m